
かつて栃木SC、ヴァンフォーレ甲府、柏レイソル、V・ファーレン長崎に在籍していたブラジル人FWクリスティアーノは現在、ブラジル4部AAポルトゥゲーザでプレー。Jリーグの特徴について語ったほか、自身が10年以上日本でプレーした理由も述べている。
ブラジル『ge』で5月31日に掲載されたインタビュー記事によると、クリスティアーノはJリーグの特徴について「テクニックが非常に優れていて、戦術的で規律正しい。プレースピードが速いから、素晴らしい実績を残してきた選手が活躍できないんだ。(他国のサッカーとは)全然違う。実際に行ってみないと分からないね」とコメント。ディエゴ・フォルランをはじめ欧州で実績を積み重ねてきた大物選手でも結果を残せない理由についても持論を述べている。
また、日本のサッカーファンの印象について「彼らは自分たちの応援するクラブをリスペクトとしている。とても忠実なんだ。日本人の僕や僕の家族に対する愛情は素晴らしいね」と語るなど、ブラジルへ帰国した今もなお特別な思いを抱いているという。
2013年に栃木へ加入してから11シーズンにわたり日本でプレーしていたクリスティアーノだが、「あの時、僕にはレイソルを離れる可能性、ブラジルや中東へ移籍するチャンスなどがあったけど、離れるのは申し訳ないと思い残留したんだ」と、柏在籍時の2018シーズンにJ2降格という結果に終わった直後の心境も告白。
「経済的な面を追い求める必要があった」と日本で10年以上プレーした理由を語っているが、当初クリスティアーノは2024シーズン終了後に日本で引退して帰国する予定だったとのこと。2023シーズン終了後に甲府と長崎を退団して帰国した理由に「長男がポルトガル語を話す友達がいる学校で勉強したいと思っていた」と、家庭の事情を挙げている。