③ 平将門の首塚(東京都千代田区)

東京・大手町のビル群の中に突如現れるのが、平将門の首塚です。
かつて朝廷に反旗を翻した将門公の首が埋められていると伝えられ、過去にこの土地に手を加えようとした企業が相次いで不運に見舞われたという逸話も。
現在もビジネスマンたちが静かに手を合わせる姿が見られ、伝説と現実が共存する不思議な空間となっています。
④ 鬼首地熱地帯(宮城県大崎市)

「鬼の首をはねた場所」に由来する地名“鬼首(おにこうべ)”は、現在も強烈な地熱地帯として知られています。
間欠泉や噴気孔が点在し、人が近づけないような危険な場所も多いため、まさに“人を寄せつけない土地”としての印象を残します。
地名と地形が見事に一致した、自然が作り出す“封印地”ともいえるでしょう。
⑤ 神居古潭(北海道旭川市)

アイヌ語で「神の住む場所」を意味する神居古潭(カムイコタン)は、奇岩と断崖が連なる神秘的な景勝地です。
かつては交通の難所でもあり、鉄道の脱線事故が起こった歴史もあります。
現在は遊歩道や記念碑が整備され、多くの人が訪れる観光地となっていますが、今もなお「霊的な場」として静かな空気に包まれています。