FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 J1のFC東京は5月31日にアウェイで京都サンガと対戦し0-3で完敗。これにより、東京は公式戦4連敗、さらにリーグ戦は3試合連続で3失点という深刻な状況に。また、順位もついにJ2降格圏となる18位(20位中)に転落した。

 この試合の東京は前半32分に失点すると後半にはDF土肥幹太がボールを奪われた流れから失点を重ね、さらに5分後にも追加点を許すなど、防戦一方だった。攻撃面でも、シュート数は90分を通じて6本。前節までの悪い流れは断ち切れず、この試合で折り返しとなったリーグ前半戦の総失点は26に達し、リーグワースト3位タイとなっている。こうした状況に、東京サポーターからはクラブに対する厳しい声がネットやSNS上で殺到している。

 「流石に松橋力蔵監督解任してくれ」「4連敗で分岐点はもうとっくに過ぎました。松橋監督、小原光城GM、強化部の責任を厳しく問います」「松橋監督と小原さんは出ていってくれ」

 チーム状況については、「監督が◯能だと壊れるね選手もクラブも」という辛辣な批判とともに、チームがバラバラで各選手が自分のことしか考えていない崩壊寸前の状態だという指摘もある。

 戦術面でも、松橋監督の頭の固さを指摘し、速攻が得意な選手が多いにも関わらず、パスで繋ぐサッカーにこだわり、GKからのビルドアップが自爆につながって失点を増やしているという分析も出ている。また、選手の無気力な姿勢を嘆く声も散見された。

 6月14日に開催される次節の対セレッソ大阪戦まで2週間のインターバルがある中で、サポーターは後半戦に向けて監督交代を望む意見が続出している。果たしてクラブはこの危機をどう乗り越えるのか、迅速なチームの立て直しが求められている。