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毎月定期的に検査を受けている会員制の銀座のクリニックでは、体の部位ごとの細かいチェックをお願いしています。
先月検査をした脳と心臓ですが、脳年齢は36.3歳(写真)。心臓年齢も30代という結果が出ました。
脳に関しては一時記憶のテストを図形や言葉を使って知能テストのように行い、短期の記憶力を測定しているようです。
また、心臓は鼓動を測定しその数値を分析することで、心臓の推定年齢を計測してもらいました。
脳や心臓の検査結果が良好だった一方で、肺機能の測定結果は芳しくなく、何と76歳という検査結果でした。実年齢よりも15歳機能が衰えていることを示しています。
私は、たまに葉巻を吸ったりはしますが、タバコに関しては喫煙経験がないので肺機能の劣化は意外でした。
原因として考えられるのは、幼少時代の受動喫煙です。父親がヘビースモーカーで家の居間でいつも喫煙していたので、その影響ではないかというのが医師の見立でした。
肺機能に最も良くないのは煙です。タバコや葉巻はもちろん、室内の薪を使った暖炉やキャンプの焚き火などは肺に微粒子が吸い込まれ、肺胞を破壊していくそうです。
私のように肺機能が衰えている場合、これからできるだけダメージを与えない方が良いとの見解でした。とにかく、空気の悪いところは避けて生活しなければいけません。
体の機能によってこれだけ計測年齢が違ってくると、果たして自分は健康なのか不健康なのかわからなくなってきます。
いずれにしても大切な事は、自分の体の中のどこが強くてどこが弱いかを正確に認識し、弱い部分をいたわることで健康を維持していくことです。
今回のような診断結果は一般の人間ドックの検査では知ることができません。単に臓器に異常がないと言うレベルではなく、もう少し掘り下げた体の分析が年齢とともにますます大切だと言うことを実感しました。