ー相手はクラブワールドカップ前最後のリーグ戦を埼玉スタジアム2002で迎えるということもあり、特別な感情で挑んでくると思いますが、どのように挑みたいですか?
四方田監督:そういった状況であるということは十分頭の中にありますが、そこは自分たちで変えられることではないので、そういった相手に並々ならぬ結束とファイティングスピリッドを持ってそこを打ち破り、自分たちの目標に少しでも近づいていかないといけないと思っています。

金子は「思い入れの強い選手」
ー浦和には、四方田監督が北海道コンサドーレ札幌のヘッドコーチ時代(2018-2021)に2年間を共に過ごしたMF金子拓郎選手がいます。札幌から海外移籍を経てどのように成長したのか、また、今シーズンのパフォーマンスについてどのように映っていますか?
四方田監督:2年間というより、彼が強化指定選手で来ていた大学3年の頃から4年間丸ごと過ごしています。4年間一緒に過ごしただけあって、思い入れが強い選手ですね。アマチュアの時からかなり素材としては素晴らしいものがあって、彼がプロの世界に飛び込んで成長する時間を共に過ごしました。自主練にも一緒に付き合わせてもらいましたし、そういった練習を通じて成長する姿を見てきたので、対戦が非常に楽しみです。
彼が札幌からクロアチア(NKディナモ・ザグレブ)へ移籍する前のシーズンは、特にJリーグでは飛び抜けた突破力見せていました。そういう意味では今季Jリーグに久々に復帰してからは、(パフォーマンスは)悪くはないんですが、まだまだJ1リーグの中でも飛び抜けて良かった頃のコンディションまで上がってきていないとは見ていました。しかし、試合をこなしていくうちに浦和の調子も上がってきましたし、そこに彼の活躍が重なる部分もあってかなり順応してきたなと。我々横浜FCとしては非常に厄介な存在ですが、良いゲームが出来ればと思いますし、その中で自分たちが勝てればと思っています。