インドを皮切りに世界のセキュリティ問題にアプローチ

——インドにおけるPAY ROUTEの今後の展望について教えてください。
現状はまだ、日本においてもインドにおいても、RC-Authという認証技術に対する認知度は高くありません。ユーザー体験として不便なく利用できるという部分をアピールして、認知を広げていきたいですね。
幸いにも、インドでは日本人や日本の技術に対する信頼性が非常に高く、導入に対する決断が迅速でした。日本でRC-Authの導入に尽力する一方、インドでRC-AuthやPAY ROUTEの認知度を高めて、逆輸入的に日本での認知を広げていくということもできると考えています。
——たしかに、日本では新しい技術を実用に落とし込むことに時間がかかるイメージがありますね。
そういった部分もありますね。ただ、個人のアカウント管理が煩雑になり、破綻しかけているのはどこの国も共通で、対応が必要になっているという現状は変わりません。不正利用の被害額は、世界で64兆円にもなるといわれています。国を問わず、決済などに関わるセキュリティの課題解決に寄与できる存在になれればと考えています。
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世界有数のフィンテック経済国とされるインド。今後も大きく成長していくことが予想される一方、まだまだ解決すべき課題も多く残されている印象です。そんな中で、PAY ROUTEの認証技術が現地のニーズとマッチして導入されはじめたことは、今後、国境を越えた技術研究や事業展開の大きな可能性を感じる動きですね。インドでのRC-Auth導入は、PAY ROUTEの認証技術が世界規模でセキュリティの課題解決に貢献する第一歩となるのではないでしょうか。
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提供元・Business Journal
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