③ 刃物(“縁を断ち切る”)

包丁やハサミ、ナイフといった“刃物”は「縁を切る」ことを連想させるため、結婚祝いや出産祝いには向きません。
特にお祝いごとではNGとされることが多く、マナーとして避けるのが一般的です。
ただし、料理人や趣味で使う人にとっては「技術向上」の象徴として喜ばれるケースもあります。
その場合は“お金を払って買い取ってもらう”(形式的に)ことで、「贈った」形にしない配慮をするのがベターです。
④ ハサミ・カッター(関係を切る)

刃物と同様に、「切る=縁を断ち切る」とされ、恋人・夫婦・友人など“続いてほしい関係”の相手には向いていません。
特に恋人同士でプレゼントし合うと、「別れが早まる」と言い伝えられることも…。
とはいえ、文房具好きの相手には喜ばれることもあるため、相手の価値観と関係性をしっかり見極めて選びたいですね。
⑤ 時計(“時が尽きる”を連想)

高級時計は人気の贈り物ですが、「時間が止まる=命が尽きる」という意味から、特に高齢者へのプレゼントでは避ける方も。
また、時計は「別れの時がくる」「関係が時間切れになる」といった解釈もあります。
結婚記念日やカップル間では、「これから一緒の時間を刻もう」というポジティブな意味で贈ることもありますが、言葉のフォローを添えると安心です。