30日放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、朝田家を去ったヤムおんちゃんこと屋村草吉(阿部サダヲ)の持ち物に注目が集まった。
■乾パンを焼き、出ていく草吉
陸軍から朝田パンに入った乾パンの注文を断った草吉。
店の営業にも影響がでるなど、窮地に立たされた釜次(吉田鋼太郎)は「うちんくの家族のために乾パン焼いてくれ」「訳を言いとうないがやったら言わんでもえい」と土下座して頼み込み、その思いを受けた草吉は焼くのを嫌がる理由を話すことに。
翌日、朝田家では国防婦人会の餅田民江(池津祥子)が仕向けたとみられる乾パンの材料搬入が行われる。
釜次は改めて断ろうとするが草吉は乾パンを作り始め、完成すると「これからはもっとちゃんと覚えてもらいますよ。俺は他のパンも焼かなきゃならないから、乾パンまでは手が回らねぇ。これ以上忙しくなると釣りにもいけないんで、お願いしますね」と笑顔。
しかし夜明け前、荷物をまとめた草吉は御免与町を訪れたときから携帯していた壺を抱えてひっそりと出ていった。