イギリスから驚くべきニュースが飛び込んできた。わずか2歳の幼児が、世界で最も大きく歴史のある高IQ団体「メンサ」の史上最年少会員として認められたのだ。その名はジョセフ・ハリス・バーティルちゃん。IQ132以上(全人口の上位2%)が入会条件とされるこの名門クラブに、彼は2歳と182日という驚異的な若さで仲間入りを果たした。

生後7ヶ月で初単語、1歳9ヶ月で読書…天才児ジョセフ君の驚くべき成長

「彼が並外れた子であることは、すぐに明らかになりました」と語るのは、ジョセフ君の母親であるローズ・ハリス・バーティル博士だ。ジョセフ君は、生後5週間で寝返りを打ち、生後7ヶ月で最初の言葉を発し、そして1歳9ヶ月の時には最初の本を最初から最後まで声に出して読み上げたという。

 さらに驚くべきことに、2歳3ヶ月になる頃には、一度に10分間、流暢に本を朗読し、5ヶ国語で1から10まで数え、100以上の数を順方向にも逆方向にも数えることができたという。

「現在はモールス信号を学び、ギリシャ文字も知っていて、最近では周期表にも興味を示しています」とローズさんは明かす。その興味の対象は広範囲に及び、常に新しいことを学ぶ意欲に満ち溢れ、挑戦を愛しているという。

 このジョセフ君の記録は、これまでメンサの最年少会員だったアメリカの少女、アイラ・マクナブさん(2歳と195日で入会)の記録を塗り替えるものだ。両親ともに39歳で学術界で働くという、まさに知的な家庭環境も、彼の才能を育む一因となっているのかもしれない。父親のデビッドさんはセント・アンドリュース大学の上級講師、母親のローズさんも同大学の名誉上級講師であり、人文学系のオープンアクセス学術誌「オープン・ライブラリー・オブ・ヒューマニティーズ(Open Library of Humanities)」の編集長も務めている。