ジョニー・カルドーソ 写真:Getty Images

 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)はクラブ記録となる公式戦15連勝を達成するなど、2024年終了時にラ・リーガで首位に位置。しかし、その後は失速していき、最終的に今季も3位でフィニッシュした。

 スペイン『マルカ』によれば、アトレティコは中盤強化のオプションとしてレアル・ベティス(スペイン1部)に所属するアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ(23)の獲得に向けて本格始動しており、すでに選手側と接触した模様。数週間前までは単なる関心だったが、アトレティコは4年から5年で個人合意にまで漕ぎつけたようだ。

 ただ、カルドーソは今後、アメリカ代表に合流する予定となっており、7月までは正式契約を結べないとのこと。そのため、今夏に開催されるクラブワールドカップにはアトレティコのメンバーとしては参加でいないようだ。

 残すはベティスとのクラブ間合意となっており、同選手には8000万ユーロ(約130億8,000万円)契約解除金が設定されているという。ただ、アトレティコとベティスは過去にトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)が優先交渉権の際に設定された2500万ユーロ(約40億8,000万円)前後が落とし所になるよ考えているようだ。

 また、ベティスは今季のラ・リーガ28試合に出場して3ゴールを記録した同選手を売却した際の20%を元所属クラブであるインテルナシオナル(ブラジル1部)に支払わなければいけないため、できるだけ高く売却したい意向もある模様。また、トッテナムが保持する優先オプションも7月末までとなっていることに加えて、カルドーソがアトレティコ行きを望んでいることからイングランド行きの可能性は低いようだ。