セレッソ大阪 写真:Getty Images

 セレッソ大阪の補強を手掛けてきた梶野智氏は2025年4月、チーム統括部長を健康上の理由により退任。チームを離れた可能性も考えられていたが、今もなおクラブの一員として活動しているという。

 中国『水母网』は5月30日に「梶野氏をリーダーとする3名のC大阪関係者が中国入り。煙台市を訪れ、煙台市体育局およびサッカー協会と協議した」とリポート。これによると、梶野氏は現地の行政・スポーツ関係者に対して、C大阪の選手育成モデルや日本サッカー界の現状について説明。中国側と選手の育成やスポーツ・文化交流という枠組みで、今後協力することで暫定合意したという。

 記事では、C大阪を「現在のアジアサッカー界における強豪クラブ」と紹介。MF香川真司やMF南野拓実(現ASモナコ)らスター選手を輩出した実績をもとに「日本で最も有名な育成拠点のひとつだ」「下部組織出身の選手が欧州で好成績を収めている」と綴られている。

 現役時代にC大阪やコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)でプレーした梶野氏は、2000年にC大阪のスクールコーチに就任。以降は同クラブのチーム統括スカウト、事業部マーケティングディレクター、チーム統括部強化担当、チーム統括部スカウト総括責任者などを歴任。2007年5月から2013年まで、2019年12月から2025年4月までと2度にわたりC大阪のチーム統括部長を務めていた。

 また、同氏は2025シーズンの新体制発表における発言で話題に。「このチームを任せるに選んだ監督が、パーパー・アサスさん…アーサー・パパスさんです」と指揮官の名前を言い間違えたことを受けて、ネット上で様々な声が上がっていた。