ジュビロ磐田 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田はMFレオ・ゴメスを京都サンガへ期限付き移籍により放出する可能性が取りざたされる一方、オランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフを獲得する見込みだという。

 現在30歳のファン・デン・ベルフは、身長188cmで左利きのセンターバック。KAAヘントやOHルーヴェンなどベルギー国内複数クラブを渡り歩いた後、2023年7月からNACブレダでプレー。2023/24シーズンにベルギー2部リーグ戦ほぼ全試合スタメン出場し、プレーオフ6試合で2ゴール2アシストを挙げるなど、クラブの1部昇格に貢献。2024/25シーズンはリーグ戦30試合の出場で2ゴール4アシスト。キャプテンとしてチームを支えていた。

 現地メディア『VI』が5月29日に伝えたところによると、ファン・デン・ベルフとNACブレダの契約期間は2026年6月まで残っていたが、クラブは選手サイドに対して2度にわたり契約延長オファーを提示。しかし、選手本人はJリーグ挑戦を希望。クラブも移籍金80万ユーロ(約1億3,000万円)による磐田からのオファーを受け入れたという。

 また『ESPN』は「ファン・デン・ベルフは移籍金80万ユーロの一部を負担したことにより、移籍が実現した」とリポート。同選手は「僕の心がNACブレダにあることは間違いない。しかし、僕や家族にとって魅力的な冒険を逃すわけにはいかなかった」などと、移籍を決断した理由を語ったという。

 なお、ファン・デン・ベルフはKAAヘント在籍時に、元日本代表MF久保裕也(現FCシンシナティ)とチームメイトに。 KベールスホットVA時代にはFW鈴木武蔵(現横浜FC)とともにプレーしていた。