③ 実際にあった事件との関係

都市伝説だけではなく、1988年に実際に起きた残虐な事件が、旧犬鳴トンネルの不気味さに拍車をかけています。
当時、若者グループがトンネル内で男性を暴行・焼殺するという痛ましい事件が発生。
この事件が全国ニュースとなり、「トンネルは呪われた場所」として一気に広まった背景があります。
以降、現地では花が手向けられたり、何かに導かれるように迷い込むという証言が増えたとされています。
④ 電波が一切届かない“異界空間”

トンネル内ではスマホの電波が一切届かず、コンパスも狂うと言われています。
さらに、動画撮影中に「カメラがフリーズした」「謎の音声が入っていた」という体験談も多く、YouTuberや心霊スポット配信者が“トラブルに見舞われる場所”として有名に。
機械が異常を起こす=霊的な何かが干渉しているのでは?と、都市伝説好きの間では語られています。
⑤ “犬鳴村”が映画になった理由
2020年には映画『犬鳴村』(監督:清水崇)が公開され、大ヒットしました。
この作品は都市伝説をベースに描かれており、「旧犬鳴トンネルの奥に実在する村」がストーリーの中心となっています。
映画のヒットにより、場所の知名度がさらにアップし、心霊スポット巡りの目的地にもなりました。
一方で、「興味本位で近づくと危ない」と地元住民が警鐘を鳴らすなど、賛否両論も起きています。
まとめ:都市伝説を超えた“現実味”がここにある
旧犬鳴トンネルがここまで語られる理由は、「事実と虚構の境界線が曖昧」だからです。
実際に事件があった場所である
トンネルは封鎖されている
その先の“村”に関しては諸説あるが、訪れた人が次々に異変を訴える
まるで都市伝説が現実に干渉してきたかのような感覚。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、旧犬鳴トンネルは“ただの噂”では片づけられないほどの“異様な空気”を放つ場所であることは確かです。