ベルリンでのメルツ・ゼレンスキー両氏の記者会見について、ロシアのクレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏は「ドイツは好戦的だ。ウクライナ人に戦闘を継続させようとする試みで、無責任だ。ベルリンは紛争の外交的解決の努力を妨害している。ベルリンはパリと最も危険な放火犯の役割を競っている」と批判している。

なお、ロシアのラブロフ外相は28日、ウクライナとの次回直接協議を6月2日に前回と同じくトルコの最大都市イスタンブールで開くことを提案したこと、その際、和平に関するロシアの覚書案を提示することを明らかにした。

参考までに、ドイツ民間放送ニュース専門局ntvのライブティッカーによると、ロシアは原子力施設を近代化している。独週刊誌シュピーゲルが衛星画像を引用して報じた。「シュピーゲル」誌によると、舞台は核兵器舞台の軍事施設が多数あるカザフスタンとの国境に近いヤスヌイだ。2009年と2024年の各基地の衛星画像を比較すると、新しい道路や追加の建物が建設され、高品質のセキュリティシステムが導入されているという。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年5月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。