マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 カタール1部アル・ドゥハイルSCは5月29日、柏レイソル在籍時にJ1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得したケニア代表FWマイケル・オルンガの退団を公式発表。同選手の移籍先は明らかになっていないが、Jリーグ復帰待望論が湧き起こるなど、日本国内でも話題になっている。

 現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で、京都サンガから8ゴールを奪ったことは記憶に新しい。

 2020シーズン終了後に柏からアル・ドゥハイルSCへ完全移籍した後も、持ち前の決定力を発揮。2021/22シーズン、2022/23シーズンと2年続けてカタール1部得点王に輝いたほか、2023年2月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では、日本代表DF谷口彰悟と直接対決。2024/25シーズンもリーグ戦19試合の出場で12ゴールを挙げていた。

 カタールで4シーズン続けて2桁ゴールを奪い、通算130得点を挙げるなど、実績を積み重ねていたが、アル・ドゥハイルSCは2024/25シーズン限りでのオルンガ退団を発表。本人にはクラブ幹部から「OLUNGA」「130 GOALS」と背中に記された特別ユニフォームが手渡されている。

 なお、オルンガの移籍先を巡っては、中東メディア『365スコア』が「UAE移籍の可能性を閉ざした」と報道。数週間以内に正式決定するというが、Jリーグ再挑戦の可能性は現時点で報じられていない。