小森飛絢 写真:Getty Images

 日本代表MF藤田譲瑠チマをはじめ複数の日本人選手に退団の可能性が報じられているベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)。ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍によりFW小森飛絢も、2025年夏での退団が決定的だという。

 STVVストライカ-陣の去就を巡っては、ベルギー紙『HBVL』は5月18日、2025年6月で期限付き移籍期間満了となる小森、FWビラル・ブラヒミ、FWアンドレス・フェラーリのうち、フェラーリのみ完全移籍への移行により残留すると報道。日本人ストライカーに関しては「(買い取りオプションするとよる残留の)チャンスが無い」としていた。

 すると『Voetbal』は29日に「STVVがフェラーリの完全獲得でビジャレアルと合意」とリポート。これによると、買い取りオプションの設定額は300万ユーロ(約5億円)だが、STVVがクラブ間交渉で減額を要請し、ビジャレアルがこれを受け入れた可能性があるという。

 フェラーリのSTVV残留が決定的になっただけに、『HBVL』の報道内容を踏まえると、小森の退団はほぼ確実とみられるが、千葉復帰、および他クラブ移籍の可能性は依然として不透明と考えられる。

 現在24歳の小森は、2024シーズンにJ2得点王のタイトルを獲得。2025年1月に千葉からSTVVへ期限付き移籍したが、ベルギー1部リーグのレギュラーシーズンでは4試合の途中出場、スタメン出場ゼロでノーゴールという結果に終わると、1部残留プレーオフでも6試合中1試合の出場に終わった。