松永成立GKコーチ 写真:Getty Images

 J1最下位の横浜F・マリノスは、カターレ富山の監督に就任した安達亮氏につづき、松永成立GKコーチも2025シーズン途中で退団する模様。20年近くにわたり同クラブを支えてきた功労者の退団報道はサポーターに衝撃を与えているが、松永氏の去就がクラブに与える影響を、横浜FMサポーターである元サッカー選手が解説している。

 かつてFC今治でプレーしていたやすたか氏は、5月29日にXを更新。「どんな理由にせよキャリアアップするなら応援したい」と松永氏の背中を押した一方で、「抜けるのが事実だったとして現実は松永成立GKコーチを失った戦力ダウンすることになる」と、横浜FMの今後を悲観視している。

 そして松永GKコーチの特徴について「トレーニング映像か現地で見たか何で見たかは記憶にないけど松永さんは身体操作にアプローチできる」と綴った上で、マリノスGK陣に与えた影響をこう綴っている。

 「運動神経抜群のJリーガーでもサッカー以外のことができない人は多い。 飯倉かな?後転できなかったはず。 普通の運動神経があれば誰でもできることができないこともあるんだけど、論理的に身体操作を理解すると動きに無駄がなくなってスピードも上がってパワーも最大化できる」(原文ママ)

 5月25日に日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第18節の鹿島アントラーズ戦でスタメン出場し、勝利に貢献したGK飯倉大樹にまつわるエピソードにも触れたやすたか氏。「GKの技術伝えられる人はいくらでもいるけど、それだけマニアックなことを論理的に伝えられるGKコーチ失うのはキツい」と、唯一無二の指導者の退団に肩を落としている。

 鹿島戦で試合後、ひとりでホームゴール裏に駆け付けてサポーターに挨拶していた松永氏。J1優勝やGK高丘陽平やGK朴一圭らの育成など、マリノスで多大なる功績を残しただけに、ファン・サポーター等から驚きの声が相次いでいる。