
J1最下位の横浜F・マリノスは5月27日、安達亮コーチがカターレ富山の監督就任に伴い、2025シーズン途中で退任すると公式発表。2007年から指導に当たってきた松永成立GKコーチも退団する見込みであるだけに、ファン・サポーターからはクラブの将来を心配する声が。同コーチのとある行動にも注目が集まっている。
現在62歳の松永氏は、前身の日産自動車や横浜マリノスでおよそ10年プレー。引退後は京都パープルサンガ(現京都サンガ)のコーチを務めた後、2007年からマリノスで指導。GK飯倉大樹やGK朴一圭、GK高丘陽平らを育成するなど、同クラブにとって欠かせない存在だったが、突如チームを去ることになったという。
横浜FMは4月中旬にスティーブ・ホーランド監督を解任しているが、パトリック・キスノーボ監督のもとでもFWエウベルら一部選手の起用法を巡って、ファン・サポーター等からの異論が噴出。そんななか、複数の指導者がシーズン途中で退団と、チーム内部で意見の違いが生じた可能性も考えられる。
安達コーチの退団、および松永GKコーチの退団報道を受けて、ネット上ではチームの変化に対する驚きの声が。功労者である松永氏の去就についてクラブの説明を望むコメントが上がっているほか、チーム内部の変化を予想する声も相次いでいる。
松永氏は5月25日に日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第18節の鹿島アントラーズ戦後、ひとりでホームのサポーターに挨拶していた。それだけに、この行動が横浜FM退団の前兆だったという憶測も駆け巡っている。横浜FMを20年近く支えた指導者の電撃退団報道に、ファン・サポーターは動揺を隠せないようだ。