関西電力は7日、大阪府岬町の多奈川発電所跡地に国内最大級の蓄電所を建設すると発表した。太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量に応じて、ためたり供給したりできる。
蓄電所は、関西電力の多奈川発電所跡地に建設。2028年2月の運転開始を目指す。余剰電力などを最大で396メガワット時蓄えることができ、1回の充放電で一般家庭約4万6000世帯分の1日の消費電力をまかなえるという。敷地面積は約2万平方メートルで、出資額は明らかにしていない。
関西電力は24年12月、オリックスと協業して「紀の川蓄電所」(和歌山県紀の川市)の運転を開始。25年3月には札幌市での蓄電所運転計画も公表している。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/05/07-16:11)