元気なサバだ。サバ自体はイカメタルで良く掛かる外道ではある。しかし、ちょっと多いぞ?どの層をやってもサバがスッテをつつく。フォール中にサバが掛かり、それを回収しているともう片方のスッテにもサバが食いついてしまうほどのサバの濃さだ。これはかなりマズい。

即席で出来るサバ対策3選

兎にも角にもサバだらけな中でなんとかイカをひねり出そうと無い知恵を絞り出す。

アクションを控える

まず手始めに行ったのがアクションを控えるということ。タタキやジャークをせずゆっくり持ち上げてゆっくり落とすアクションでなんとかサバを避けつつイカを見つけ出した。

しかしその後もサバの群れは膨らみ続け、仕掛けを30m落とすのも難しくなった。

地味カラーに変更

次に行ったのはなるべくアピールの低いスッテに替えることである。ラトルやチャートカラーは控え地味なカラーに変更する。

これだけでもサバの触りは幾分か減ったが、ベタ底で完全なステイを続けていても勝手に掛かってくるようになった。流れで緩やかにウキスッテが揺れ動いているからだろう。

ただのオモリに変更

最終手段はメタルスッテをただのオモリに変更することである。今回はオモリグシンカーをイカメタル用リーダーの下に付けた。針のついたスッテはウキスッテ1つだけとなるが、サバが掛かる頻度はかなり減った。

また、せっかくイカを掛けたのに別のスッテにサバが掛かってバレるようなリスクを回避できる。これにより数杯追加することが出来たが、サバの猛攻は衰えることを知らず、サバの群れがさらに追加で入ってきたのが見えここでギブアップしてしまった。

イカメタルで「サバ地獄」の中からイカ拾い釣り【福岡】その場でできるサバ対策とは?イカメタルで狙った(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

今回はシーズン序盤でイカの数が少ないうえに、とてつもない量のサバが寄ってきてしまったことによる「とても運が悪い」状態であった。ここまでサバに成すすべもないような状態はレアケースだが、イカメタルでサバに悩まされることは良くあることだ。こういう時の為にローアピールのスッテやオモリは準備しておいて損はないだろう。