26日放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、嵩(北村匠海)の育ての父である伯父・寛(竹野内豊)が死去。自身の異変に気付きながらも、患者の前でとった“行動”が視聴者の心を揺さぶった。

■寛が急逝

日頃より“患者第一”である寛。この日の放送でも昼食をとらずに隣村まで往診に出かけていたが、往診のあと倒れてしまう。

卒業制作の絵を描いているときに千尋(中沢元紀)からの「チチキトクスグカヘレ」という電報を受けとった嵩は「これ(絵)を仕上げないと…伯父さんに顔向けできないから」と再び絵の制作へ。完成後すぐに汽車に乗り込み帰宅すると、寛はすでに息を引き取ったあとだった。

嵩は後悔の念に駆られるが、伯母の千代子(戸田菜穂)は寛が遺した言葉を嵩へ。

それは「今頃卒業制作、必死に頑張りゆうがやろ。わしが邪魔してどうするがな。最後まで描き上げんと半端でもんてきたりしよったら…半端でもんてきたりしよったら…殴っちゃる」「投げ出すがは許さん」というものだった。