【3】亡き祖母の字に似ている…?

実家で古いアルバムを整理していたとき、小さな紙片が落ちてきました。
「もうすぐそっちへ行くから」と、震えるような文字で書かれています。
驚いたのは、その筆跡。
数年前に他界した祖母の字に、そっくりだったのです。
もちろん、日付もなければ、誰宛なのかも不明。
けれど、紙の新しさだけは妙に気になりました。
あれは祖母からのメッセージだったのか、それとも誰かが仕組んだいたずらだったのか…その真相は今もわかっていません。
【4】“やってないのに終わってる”家事メモ
「洗濯終了」「ゴミ出しOK」…冷蔵庫に貼られた付箋に、毎朝チェック項目が書かれていました。
確かに自分の字だけれど、そんなこと書いた覚えはありません。
しかも、書かれている内容がすべて “ 実際に終わっている ” ことでした。
最初は夫や子どものいたずらかと思ったが、誰も心当たりがないという。
あるとき試しに、夜寝る前に真っ白のメモ帳を置いておいたところ──翌朝には「明日は休んで」と書かれていました。
まるで、未来の自分がそっとアドバイスをしているかのようでした。
【5】仕事机に「○○さんは危ない」と書かれた付箋

オフィスの自分の机。
誰もいないはずの朝一番、書類の上にぽつんと貼られていた付箋には「○○さんは危ない」の一言。
同僚の名前だったが、当時は特に気に留めませんでした。
だが数日後、その人物が会社の機密情報を外部に漏らしていたことが発覚。
ぞっとするのと同時に、あのメモはいったい誰が…?
「守られた」というより、「見えない誰かが伝えてくれた」ような、そんな不思議な感覚に包まれたというエピソードです。