次期韓国大統領と目されている李在明(イ・ジェミョン)候補の側近が、近代日本の歴史における「薩長同盟」に触れながら、新たな政治的協力の枠組みを提案しました。この発言は、韓国国内の政界のみならず、日韓関係にも影響を及ぼす可能性があるとして注目されています。
韓日「薩長同盟レベルの協力を」 李在明氏側近が訪問先の米国で F717VGRYQ
— yonhapnews (@yonhapjp) May 9, 2025
薩長同盟とは、幕末期に薩摩藩と長州藩が結んだ政治的連携のことであり、明治維新の推進力となった歴史的な出来事です。金鉉宗(キム・ヒョンジョン)元国家安保室第2次長は、韓国の政治環境において、対立を乗り越えて共通の目標を持つ勢力が手を組む必要性を強調し、「薩長同盟」の形成を呼びかけました。
薩長同盟を例えに出せば日本が振り向いてくれる…と金鉉宗氏は考えたのでしょうが、維新後の薩長閥政治の内情なども知ってるとしたら、含意が過ぎる?
— 💙💛KOHNO, ←2m→ SIOUXSIE☆☆☆☆ワクチン4回目 (@KohnoSiouxsie) May 9, 2025
この提案には、李氏を中心とする政治勢力と、これまで対立してきた他の派閥との協力を促す意図があると考えられています。特に、経済政策や外交戦略の調整を通じて、韓国内の政治的安定を図る狙いがあるようです。

李在明氏インスタグラムより
専門家の間では、歴史的な比喩を用いたこの発言がどこまで実際の政治的動きにつながるか注目されています。一方で、韓国国内の政局は流動的であり、李氏の立場や発言の影響力が今後どのように変化していくかも重要なポイントとなります。
韓国大統領選で当選が有力視される革新系野党の李在明氏。インタビューを受けた魏聖洛氏はロシアに詳しい元外交官で日本との関係も重視しています。李政権となれば外交部長官(外相)との声も聞こえてきます。