
かつて横浜F・マリノスに在籍していたDFミロシュ・デゲネクには、6月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対日本代表、サウジアラビア代表)でオーストラリア代表に招集された一方、アジア移籍が噂されている。
海外メディア『Mozzart Sport』は5月下旬、現在セルビア1部FK TSCに所属するデゲネクについて「韓国1部の蔚山HDから正式オファーが届いている」とリポート。選手サイドの意向について「オーストラリア代表での活動を終えてから、自身の去就について決断する」と、6月のW杯アジア最終予選でオーストラリア代表に招集されたこともあわせて伝えている。
現在31歳のデゲネクは、2017シーズンから1年半にわたり横浜FMでプレー。2018年7月にセルビア1部レッドスター・ベオグラードへ完全移籍した後は、サウジアラビア1部アル・ヒラルやMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のコロンバス・クルーに在籍していた。
FK TSCでは2025年2月からプレーしているが、2024/25シーズンのセルビア1部リーグ戦後半戦では9試合でスタメン出場。シーズンラスト5試合ではキャプテンマークを付けたほか、上位8クラブによるプレーオフでも全7試合でフル出場している。
なお、蔚山はMF天野純(現横浜FM)やFW江坂任(現ファジアーノ岡山)の古巣。2024シーズンの韓国1部リーグで優勝したほか、2025年6月にFIFAクラブワールドカップへ参戦。グループステージでフルミネンセ、ボルシア・ドルトムント、マメロディ・サンダウンズFCと対戦する。日本戦でピッチに立つ可能性があるデゲネクだが、森保ジャパンとの一戦を終えた後に蔚山からのオファーを受け入れるかもしれない。クラブW杯の舞台に立つ可能性も考えられる。