近年流行しているSUVをはじめ、多くの国産車種には「4WDモデル」が設定されています。荒れた道でも安定して走行できる4WDは、雪の降る地域でほとんど必須といえるでしょう。

一方で、雪がほとんど降らない地域で4WDを選ぶ意味はあるのでしょうか。今回は非降雪地域で4WDモデルを選んだというオーナーに、その理由を聞いてみました。

目次
2WDでも実用上は問題ないけど…

2WDでも実用上は問題ないけど…

雪国住みでもアウトドア趣味でもないのに「車は4WDじゃなきゃ絶対ダメ!」なオーナーけっこう多いぞ!なぜ?四駆にこだわるそのワケ
(画像=@Nagahisa_Design/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

雪が降る地域に住んでいたり、ウインタースポーツを趣味にしていたりと、4WDを選択する理由はさまざまです。しかし、「4WDじゃなくても支障なく暮らせる」という状況にありながら、あえて価格の高い4WDモデルを選ぶ理由はどこにあるのでしょう。

マツダ・CX-5に乗る男性は次のように話します。

「SUVを買うのはこれが初めてだったのですが、自分のなかでFF(前輪駆動)という選択肢はなかったんですよね。この形で4WDじゃないのは、ちょっと格好がつかないなと思って。

走破性のために車高が高くなっているのに、FFだと『見た目だけで選んだのか』と思われそうで。正直、これまで4WDには乗ったことがなかったので、FFでも実用上は問題ないんですけどね」(30代男性)

SUVは「アウトドア趣味」「アクティブなライフスタイル」といったイメージとも結びつきやすく、2WDのSUVを「らしくない」という人も一定数いるのかもしれません。

もちろん2WDにも「価格の安さ」や「重量の軽さ」といった利点があり、SUVであっても選ぶ際のポイントは人によって異なるでしょう。