気を取り直して投入。数分後、またアタリが出てウキが沈んだ。フグかと思ったが今度はパワーが違う。ボラかクロダイだが、走るのでボラだと強引にリールを巻いて浮かせると、なんと本命で驚いた。タモに収まったのは37cmのクロダイ。小型だが取りあえず一安心だ。
1匹釣れれば都市伝説がある。気合を入れて投入すると、何が起きたのか連続ヒット。釣れたのは35cmのクロダイ。連続ヒットには驚いた。
そして20分後に上出来の35cmを追加できた。短時間で3匹のクロダイの顔を見ることができたのは今年に入って初めてだった。
最終釣果
午後2時30分、残り時間は30分。再度気合を入れて投入、左へ流れるウキを見つめていると、いきなり消し込まれる大きなアタリ。反射的にアワセを入れると、これも本命クロダイ。32cmとサイズダウンだが4匹目だ。
残りのダンゴをかき集めて最後の投入。左へゆっくり流れていくなか、ウキのトップ1目盛りが沈んだ。根ズレのような動きだ。そのままゆっくりウキが沈むが根ズレと判断し、ウキを右に移動して解除する。
だが、ウキが戻った次の瞬間にスーッと沈みだした。これは完璧にアタリだ。反射的にアワセを入れた。なんと今回は5匹のクロダイを手にすることができ、うれしい納竿となった。次もこんないい条件でサオが出したい。最後に堤防を掃除して終了した。

<週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫/TSURINEWS編>