事件の隠蔽と消された記録

 潜水艦が航行を続ける中、目撃者、副長、そして他の2人の士官が士官室に呼び出された。事件を直接目撃したのは彼らだけであり、この出来事を話すことは固く禁じられた。USSメンフィスが港に到着すると、すべての目撃者は直ちに潜水艦から降ろされ、「監視」下の一室に置かれた。

 3時間後、米海軍士官が到着し、彼らが見たものは実際には「爆発した気象衛星」であり、それ以上の何ものでもないと告げた。この説明の後、全員がようやく解放された。

 しかし、問題はそれで終わらなかった。その後数年間でメンフィスの乗組員のほぼ全員が不明な理由で解散させられ、他の潜水艦に再配属されたと報告されている。水兵の誰一人として転属の理由を告げられなかったが、目撃者によれば、これは標準的な海軍の手続きに反する極めて稀で異常な違反行為だという。

 さらに、USSメンフィスのこの特定の航海の主要な記録がすべて完全に消去されていたことが発見された。残っていたのは「他の艦船と共に航海中」という曖昧な記述のみで、10月24日と25日のすべての出来事は他の記録からも完全に削除されていた。

原子力潜水艦を停止させた巨大“ブーメラン型”UFO ── USSメンフィス事件の全貌
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI),『TOCANA』より 引用)