【ロンドン時事】国際エネルギー機関(IEA)と英国が共催した「エネルギー安全保障の未来サミット」が25日、ロンドンで閉幕した。会議では、地政学的な不透明感の高まりやエネルギー需要の急増が見られる中、各国は再生可能エネルギーへの移行の重要性で合意。移行に向けた共通の課題に対処するため、国際社会の協力強化が不可欠だと確認した。 

 サミットは2日間開催。日本から藤井比早之外務副大臣、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長など約60カ国・地域の代表、エネルギー企業や国際機関などから業界関係者が参加した。

 閉幕後に記者会見したIEAのビロル事務局長は、電力の役割の拡大で「重要鉱物と供給網の重要性はますます高まる」と指摘。その上で、「各国は国際的なエネルギー価格や技術、気候変動を通じて相互につながっており、国際協力の重要性を強調したことは意義深い」と総括した。共同議長を務めたミリバンド英エネルギー相は「世界が分断される中でのサミット開催により、多国間主義の価値を示すことができた」と語った。(了)

(記事提供元=時事通信社)

提供元・Business Journal

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