アルビレックス新潟 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟シンガポール(新潟S)所属FW中埜信吾は、2024/25シーズン終了後に契約満了で退団する見込み。シンガポール1部リーグで24ゴールを奪った日本人選手が、Jリーグをはじめ国外移籍を視野に入れていることを明かした。

 現在20歳の中野は、身長184cmで右利きのストライカ-。佐野日大高校、アメリカのエル・カミノ・カレッジなどを経て、2024年5月に新潟Sへ加入。6月15日のプロデビュー戦でいきなり2ゴールを奪うと、その後もゴールを量産。2024/25シーズンのシンガポール1部リーグ戦29試合スタメン出場で24ゴール2アシストと、プロ1年目から驚異的な結果を残している。

 5月16日に行われたリーグ戦でハットトリックを達成した中野だが、地元紙『ストレートタイムズ』が報じたところよると、本人は試合後のインタビューで「(自身の去就について)まだ分かりませんが、ステップアップできれば次の国に行くつもりです。アジアのどこかかもしれません。マレーシア、タイ、あるいは日本。その後はヨーロッパへ行くつもりです」と、Jリーグを移籍先の選択肢に含めていることを明言したという。

 また、中野のチームメイトであり、かつてFC東京、セレッソ大阪、湘南ベルマーレ、ファジアーノ岡山、V・ファーレン長崎に在籍していたMF大竹洋平は、すでに2024/25シーズン限りでの新潟S退団が決定。記事では「大竹や中野など、新潟Sの日本人選手は2024/25シーズン終了後に契約が終了する予定だ」と綴られている。

 新潟Sには、名古屋グランパス下部組織出身のDF川地功起、名古屋所属DF三國ケネディエブスの実兄であるDF三國スティビアエブス、FW星野秀平ら日本人選手8名が在籍している。現時点で中野に対するJリーグクラブからのオファーの有無は報じられていないが、プロ1年目にしてシンガポールで結果を残したストライカ-の去就から目が離せない。