“シンプソンズ予言”はまたも的中したのか――。先日、トランプ大統領が発表した次世代ミサイル防衛システム「ゴールデン・ドーム」は、2007年の映画『ザ・シンプソンズMOVIE』で“予言”されていた!?
■大統領の“ドーム計画”は予言されていた!?
2000年に放映された『ザ・シンプソンズ』シーズン11、エピソード17「Bart to the Future(未来のバート)」でドナルド・トランプ大統領が登場しており、2016年のトランプの大統領の当選を“予言”していたとして世を驚かせたが、トランプ関連でまたもや予言が的中したのかもしれないと話題だ。
5月20日、トランプ大統領は次世代ミサイル防衛システム「ゴールデン・ドーム」を発表した。予算1750億ドル(約25兆円)を費やす「ゴールデン・ドーム」は、飛来するミサイルを検知、追跡、迎撃するための人工衛星ネットワークを構築する計画である。ネーミングはイスラエルの防空システム“アイアン・ドーム”から来ていることは間違いない。
このトランプ大統領の発表は、2007年の映画『ザ・シンプソンズMOVIE』を見た多くの者に思い当たる節があったという。
映画のストーリーでは、スプリングフィールドの町から噴出する汚染物質を封じ込めるために、時の大統領が巨大なガラスのドームでスプリングフィールドを封じ込める施策を命じたのだ。

今回のトランプ大統領の“ドーム計画”は2007年のシンプソンズで“予言”されていたということになるのか。
ちなみに映画ではスプリングフィールドの住民はドームでの生活に慣れようとするが、閉所恐怖症に陥るなど集団パニックが起きる。
そこで不遜な役人たちがドームの中に時限爆弾を落とし、スプリングフィールドを住民もろとも全滅させる計画を立てるが、主人公のホーマーがなんとか事態を阻止する。
トランプ大統領の「ゴールデン・ドーム」は国民を守るためのものでありしかも物理的な構造物でもないため、シンプソンズの不吉な“ドーム”とはずいぶん意味合いは違ってくるのだが、しかしトランプ大統領の発表後、少なくないアメリカ人の頭にシンプソンズの“ドーム”がよぎったであろうことは間違いないようだ。

SNSでも話題になっている。
「ザ・シンプソンズがこれを予言していたのか? それとも偶然か、それともまたザ・シンプソンズのワイルドな瞬間なのか?」
「いや、政治家はシンプソンズを戦略書として使っている。最高のアイデアだ」
「『シンプソンズ』には、これ(ドーム計画)がいかにひどいアイデアであるかを説明する映画があった」
「おそらく(トランプ氏は) 『ザ・シンプソンズMOVIE』のように国全体を覆う巨大な金色のドームを実際に思い描いているのだろう…」
あるユーザーは「ゴールデン・ドームはトランプが『ザ・シンプソンズ』を観ていた時に思いついたに違いない」と書き込んでいる。
おそらくトランプ大統領は過去に『ザ・シンプソンズMOVIE』を鑑賞していそうにも思えるが、はたして今回の“シンプソンズ予言”は的中したことになるのだろうか。いずれにせよ今後どんな“シンプソンズ予言”が話題になるのか気に留めておきたい。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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