メキシコの博物館で撮影された一本の不気味な動画が、ネット上で話題を呼んでいる。そこには蝋人形がまるで生きているかのように自ら動く瞬間が捉えられていたのだ。
地元メディアの報道によると、この不気味な光景は今月初め、グアダラハラにある博物館「ムセオ・パラシオ・オカンポ(Museo Palacio Ocampo)」で撮影されたという。
この博物館は、吸血鬼や死といったダークなテーマを専門としており、現在は有名なメキシコの「魔女」たちを称える展覧会を開催中だ。その中には、1960年代に幻覚作用のあるキノコの儀式を広めたとされるシャーマン、マリア・サビーナも含まれている。彼女の物語を伝える展示の前に置かれた、まるで生きているかのような蝋人形が、ある一人の来館者に興味を示したかのように見えたのだ。
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訪問者に反応? 傾く蝋人形の首
公開された動画では、来館者がスマートフォンでサビーナの展示を撮影していると、蝋人形の頭部が突然、まるで戸惑う訪問者に注意を引かれたかのように傾く様子が映し出されている。博物館側はこの映像をソーシャルメディアで共有し、「これは一体どんな魔術なのだ?」と驚きを隠せない様子だ。この来館者が撮影した動画は、ネット上に投稿されて以来、メキシコのソーシャルメディアで急速に拡散されている。