タンスの奥から昔着ていた服を引っ張り出したらポケットから小銭が出てきた、なんて経験は誰しもあるかもしれない。しかし、忘れ去られたジャケットのポケットからマクドナルドのハンバーガーが出てくるなんて経験をした人は、世界でもほんの一握りだろう。そして、デイビッド・ウィップル氏はその一人だ。彼がこのファストフードの品を購入してから14年後に、奇妙な発見をすることになったのだ。
1999年7月7日、ウィップル氏は地元ユタ州ローガンのマクドナルドに立ち寄り、いくつかの商品を購入。その中に、わずか79セントのハンバーガーがあった。彼はその後1ヶ月間、このハンバーガーを持ち歩き、「物がどのように劣化していくかを人々に示したい」という素人実験の対象にしようと考えた。


ハンバーガーを分解しながら、彼はカメラに向かってこう言った。「これですよ!なんてことだ…変わっていない。ピクルスだけが分解してしまったみたいだ」。また、かすかに「段ボールのような匂い」がするとも語り、彼の娘は「クレイジーだわ。電子レンジで温めれば食べられそうに見えるもの。まあ、食べたら死ぬでしょうけど」と付け加えた。
ネット騒然、専門家の見解は?
ウィップル氏のハンバーガーに視聴者たちは言葉を失った。長い時間が経過しているにもかかわらず、その状態の良さに人々は信じられない様子だった。「あのハンバーガー、私より年上なのに原型留めてるなんて…」「カビ一つないのが逆に怖い。もうマックのバーガーは食べられないかも」「っていうか、マックのバーガーをコートのポケットに入れること自体が一番謎(笑)」「これぞファストフードの闇。保存料マシマシでレシートより長持ちとかヤバすぎ」など、様々なコメントが飛び交った。
当時、マクドナルドの担当者は、ハンバーガーが劣化しない理由について2Newsに次のように説明している。
「適切な環境下では、当社のハンバーガーも他のほとんどの食品と同様に分解する可能性があります。この話が示唆するように、分解するためには特定の条件、特に水分が必要です。食品自体または環境中に十分な水分がなければ、細菌やカビは増殖せず、したがって分解は起こりにくいのです。そのため、食品が十分にすれば、カビや細菌が増殖したり分解したりする可能性は低くなります。家庭で調理した食品を脱水状態で放置した場合も、同様の結果が見られるでしょう。同様に、この特定のハンバーガーはおそらく乾燥・脱水しており、購入した日とは決して同じ状態ではありません。実際には、当社のハンバーガーは100%USDA(米国農務省)検査済みの牛肉で作られています。パティには保存料や増量剤は一切使用されておらず、加えられているのはグリルの上で少量の塩コショウのみです」
同社はまた、ウェブサイト上で、自社のハンバーガーは「ピクルスを除き、人工保存料、人工香料、人工着色料を含まない」と主張している。しかし、それにしても…確かに考えさせられる話ではある。
提供元・TOCANA
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