『誤解だらけの韓国史の真実』(清談社)を題材に深田萌絵さんと関西弁トークをした。ただし、私は京都にいたので電話出演。ライブでスマートフォンをマイクにかざしながらという原始的なやり方。
韓国・朝鮮の話になると、世代間で、また、生まれ育った地域によって、受け取り方が全く違う。世代間では、韓国がまだ貧しかったころと一人あたりGDPや賃金で日本より高くなった今とでも違うし、世代によって歴史で教える言葉も違う。
『誤解だらけの韓国史の真実 改訂新版』
朝鮮が韓国になったし、韓国政府が任那を伽耶と呼べと言うとお馬鹿さんの文部科学省はそれに従ってるし、帰化人も渡来人と言い換えさせられたりしている。
任那というのはもとは金官国のことらしいが、のちには日本が支配していた領域を任那といっていたようだ。ヤマトが元は奈良県だが、やがて日本全体になったのと同じだから、そのまま任那というのが正しい。
渡来人というのは大陸からやってきた人々一般を指すが、帰化人は統一国家成立後に来た人で、当然のことながら日本国に忠誠を誓って帰化した人だ。もっとも、現代の帰化にあっても忠誠宣言を日本国家は求めていないのだが、戦後の歴史学者は移民が国家に忠誠を違うことを差別思想だとかわけのわからん因縁をつけていまの教科書では渡来人と書いているが、歴史学者の反日功名心の発露だ。
地域差というのは、やはり関西出身者は学校でも同級生にかなりの数の在日の人たちがいるから、たいへん身近な存在だ。また、戦後まもなくの時代に起きた日本人と在日の人たちのトラブルも我々くらいの世代は現実に見ているが、親から聞く世代、そんなことがあったのも知らない世代と移っていく。
それは韓国でも同じで、世代による違いは大きい。李承晩大統領は李王家傍流の末裔で、両班の出身で日本統治下ではほとんど国外にいたので徹底した反日だった。しかし、その一方、日本統治時代のやり方を踏襲することも多かった。

李承晩 Wikipediaより