苦痛ではなく、安らぎの兆候か?

 死にゆく人々によく見られるこの手を伸ばす動きについて、ケイティ氏は「私たちが目の当たりにすることができる、死の過程における神秘的な部分の一つです」と付け加えた。「最も一般的なのは、その人が痛みや苦痛を感じていないように見えることです。そして、他の終末期のビジョンや体験が、死にゆく人に多くの平安と慰めをもたらす傾向があることも分かっています」

 つまり、全体として見れば、それは実際にはかなり良いことのように聞こえる。

 ソーシャルメディアにも、ケイティ氏の投稿に共感する声が数多く寄せられた。「あれは生と死の狭間の光景。目撃できるとは何と光栄なことか」「父も最期に両腕を伸ばした。それまでは全く動かせなかったのに」といった体験談や、「彼らが手を伸ばしているのは天国なのだろう」「あの特別な瞬間を邪魔したくなかった」といった感動の言葉が並んだ。

 終末期に見られるこの「手を伸ばす」という行為は、科学ではまだ解明されていない現象かもしれない。しかし、それを見守る人々にとっては、苦痛ではなく、むしろ安らぎや神秘性を感じさせる瞬間として記憶されているようだ。それはまるで、旅立つ人が何か大切なもの、あるいは安らかな場所へと手を差し伸べている――そんな光景にも見えるのかもしれない。

提供元・TOCANA

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