アメリカ政府のUFO隠蔽疑惑と内部告発

 リー氏の主張は、2年前に元空軍士官で国家地理空間情報局のメンバーだったデイビッド・グルーシュ氏が行った告発とも呼応する。グルーシュ氏は、アメリカ政府が多数の地球外起源の乗り物を回収し、その事実を何十年も偽ってきたと主張した。

 2023年、グルーシュ氏は下院監視小委員会の公聴会で証言。「政府がUAPを保有していると思うか?」との質問に対し、「絶対にそうです。4年間にわたり40人以上の証人に聞き取り調査を行った結果に基づいています… 正確な場所も知っています」と答えた。

 グルーシュ氏はまた、大規模な隠蔽工作が進行中であり、エイリアンや地球外現象について話そうとする軍関係者は「残忍な報復」に遭うとも証言。「私自身や他の同僚に対する、計画的な報復活動が進行中であることを知っています」と述べた。

 公聴会では、「個人的に、誰かが殺害されたと聞いたことがあるか?」という議員の質問に対し、グルーシュ氏は「その質問には慎重に答えなければなりません。その知識を持つ人々を適切な当局に紹介しました」と答えるにとどまった。

 アメリカ国防総省の報道官は、「地球外物質の保有やリバースエンジニアリングに関するいかなる計画が過去に存在した、あるいは現在存在するという主張を裏付ける検証可能な情報は、調査官は発見していない」との声明を発表している。

 しかし、バチカンが長年にわたり天文学研究に力を入れてきたことや、過去のUFO事件への関与疑惑が囁かれる中、リー氏のような研究者たちは、バチカンのアーカイブにこそUFO問題の真相を解き明かす鍵が眠っていると考えている。

 教皇の交代という節目にカトリック教会がこの問題にどう向き合うのか、世界中のUFO研究家や愛好家たちが注目している。バチカンが本当にUFO隠蔽に関わってきたのか、その真実が明らかになる日は来るのだろうか。

提供元・TOCANA

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