Jリーグ 写真:Getty Images

 コソボ代表FWアストリット・セルマニは、2024/25シーズン限りでルーマニア1部ディナモ・ブカレストを契約満了により退団。一部でJリーグ移籍の可能性が取りざたされている。

 現在27歳のセルマニは、身長184cmで右利きのストライカ-。スウェーデン出身であり、2021/21シーズンまではハンマルビーなど同国1部リーグ所属クラブを渡り歩いていた。2022年7月にイスラエル1部ハポエル・ベエルシェバへ移籍して以降は、デンマーク1部FCミッティラン、スウェーデン1部IFKヨーテボリでもプレー。ヨーテボリ時代には、かつてサンフレッチェ広島、アビスパ福岡に在籍していたエミル・サロモンソン氏とチームメイトだった。

 ディナモ・ブカレストでは2024年2月からプレーしていたが、加入1年目から絶対的ストライカ-として活躍。2024/25シーズンはリーグ戦28試合の出場で12ゴール6アシストを挙げたが、本人は5月中旬に同シーズン限りでの退団をSNSで発表している。

 スウェーデン『fotbollskanalen』で5月22日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は「ルーマニア国内の様々なクラブからオファーが届いたがすべて断った。ディナモでなければ、もうルーマニアでプレーしたくない」と、国外移籍を明言。ポーランド、ハンガリー国内クラブからもオファーが届いていることを明かしたという。

 それでも同選手は「アジアでプレーしたいと思っている。世界では今、あらゆる出来事が起こっていて不確実だ。だから家族には安定した生活を送ってもらいたい」とコメント。記事では「日本と韓国の可能性が高い。中国移籍の可能性は、まだ具体的ではない」と、Jリーグ移籍の可能性が記されている。

 なお、 セルマニはすでに中国・天津金門所属FWアルビオン・アデミから情報を仕入れるなど、アジア移籍に向けて動いているという。Jリーグクラブからオファーが届く可能性も含めて、同選手の去就に注目が集まる。