
J1の名門である横浜F・マリノスが、今2025シーズンは最下位(20位)に沈み、苦しみ続けている。5月21日に行われたJ1リーグ第13節(延期分)ではヴィッセル神戸と対戦し1-2で敗れた。これで7連敗、11試合未勝利となっている。
そうした状況下で、クラブが次節25日の鹿島アントラーズとのリーグ戦の告知として公式SNSに投稿した告知メッセージが話題を集めている。
「J1を舞台に33年間、唯一続く宿命の一戦 “The CLASSIC”5/25(日)鹿島戦は日産スタジアムで14:00キックオフ。トリコロールのプライドにかけて、共に熱く戦おう」
最下位の横浜FMと、今シーズンここまで首位を走る鹿島との対戦に対するこの文面に対し、コメント欄には冷ややかな反応が相次いだ。
「33年間唯一続く宿命が終わる年か」「7連敗してる中で、トリコロールのプライドって何なんだろう?って思っちゃいました」「無理矢理こじつけてたクラシックも今年で終わりだね」「この1戦も今年で最後ですね」
また、「広告から既に痛々しい」「最下位と首位、見ていて情けなくなる宣伝はやめてもらいたい」といった書き込みや、「盛り上げるだけじゃなく結果で応えてください」との声もあり、最下位という現実の中で、誇りや宿命を声高に叫ぶ演出が、かえってサポーターの冷笑や虚しさを誘っているようだ。
さらに、Jリーグ創設時からのオリジナル10同士のJ1対決が来2026シーズン以降見られなくなる可能性も現実味を帯びており、「34年目はないかもしれない」という声には、単なる皮肉ではない危機感すら含まれている。
横浜FMは、25日の鹿島戦で連敗を止め、J1最下位からの脱出に向けたきっかけをつかめるのか。33年間続いてきた“クラシック”の重みを、言葉ではなく内容で示せるか注目したい。