トラックへの急な割り込みで「損害賠償」の可能性も

(画像=©sezer66/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
一般車両がトラックに対して危険な割り込みを行い、急ブレーキが原因で損害が発生した場合には、割り込んだ側が賠償責任に問われる可能性があります。
損害保険会社の従業員によれば、「車同士が接触していなくても、一方の過失により他方に損害が生じたことが明らかであれば、過失側には損害賠償責任が生じます。過失と損害との因果関係を証明する必要がありますが、ドライブレコーダーの普及により状況を明示できるケースも増えています」とのことです。
トラックは非常に高価な物品を積んでいるケースもあり、荷崩れにより数千万円の損害が発生することもあります。2021年に滋賀県の自動車専用道路にて、乗用車の急な割り込みとブレーキが原因でトラックの積み荷が破損し、3,000万円近い損害が生じた件が報道され話題を呼びました。
先の保険会社従業員の話では「あおり運転など、故意や重大な過失によって損害を発生させた場合には、補償の対象とならない可能性があります」とのことであり、この場合には加害者自身が被害者の損害を賠償しなければいけません。
あおり運転をしないことはもちろんですが、「トラックは急ブレーキをかけるだけでも危険」ということを念頭に置き、急な割り込みは絶対に避けたいところです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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