経済産業省は19日、バイオ燃料を最大10%混ぜたガソリンを2028年度から一部地域で先行導入する方針を固めた。今秋をめどに対象地域を選定する。自動車を含む運輸部門は国内の二酸化炭素(CO2)排出量の約2割を占めており、バイオ燃料の導入を急ぎ、脱炭素化を進める。 

 同省は22日に開く有識者会議で、バイオ燃料の導入拡大に向けた行動計画案を示す。政府は30年度までにバイオ燃料を最大10%混ぜたガソリンを、40年度に最大20%混ぜたガソリンを、それぞれ供給開始することを目標としている。先行地域で品質管理や安全性などを確認するのが狙いで、製油所や油槽所などがある地域での実施を検討する。

 バイオ燃料はトウモロコシやサトウキビが原料で、燃焼時にCO2を出すものの、原料の成長過程でCO2を吸収するため、脱炭素燃料として期待されている。政府は、自動車メーカーに対し30年代早期にすべての新車をバイオ燃料対応とするよう求めている。(了)
(記事提供元=時事通信社)

提供元・Business Journal

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