■水分補給は「のどが渇く前から」

熱中症は高温多湿の環境下で、発汗による体温調節がうまく働かなくなり、熱がこもった状態を指し、屋外だけでなく、屋内で何もしていなくても発症することがある。

体がまだ暑さに慣れていないこともあり、無理をせずに室内ではエアコンを使用し、屋外では激しい運動を避けるといった注意が必要だ。

また、気象予報士の比連崎実氏によると、「人間は軽い脱水状態のときには、のどの渇きを感じません。水分補給はのどが渇く前から行いましょう」と注意喚起。「目安は1日当たり1.2リットルとのことです」とし、こまめな水分補給を呼びかけている。