ミロシュ・ケルケズ 写真:Getty Images

 日本代表MF遠藤航が在籍するリバプール(イングランド1部)は今季から指揮をするアルネ・スロット監督のもとで5年ぶりのプレミアリーグを制覇。昨年11月から首位の座を明け渡すことなく、4試合を残して4月27日に優勝を決めた。

 連覇に向けて戦力強化を目指す今夏に今季のプレミアリーグ32試合に出場してアシストを記録しているスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの後継者を探しているとみられており、ボーンマス(イングランド1部)に所属するハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ(21)の獲得に興味を持っていると各メディアによって報じられている。

 そして、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、リバプールはケルケズの獲得に向けてボーンマスとコンタクトをとっており、交渉は進んだ段階にあるという。また、選手本人は移籍に前向きであり、すでに個人合意にも至っているようだ。

 ハンガリー代表として23キャップを誇るケルケズはミラン(イタリア1部)やAZ(オランダ1部)でのプレーを経て、2023年夏にボーンマスへ加入。豊富な運動量を生かした推進力溢れるプレーやフィジカルコンタクトの強さを武器に今季はここまでプレミアリーグ36試合で2ゴール6アシストを記録している。

 なお、ケルケズにはレアル・マドリード(スペイン1部)も関心を示しているとされているが、本命はベンフィカ(ポルトガル1部)でプレーするU-21スペイン代表DFアルバロ・カレーラスだとみられている。ロバートソンの後継者探しに動いているリバプールだが、獲得につけることはできるのだろうか。