横浜F・マリノス サポーター 写真:Getty Images

 J1の横浜F・マリノスは、5月17日に行われたリーグ第17節で京都サンガに0-3で敗れ、2008年以来となるクラブワーストタイの6連敗を喫した。これでリーグ戦10試合未勝利となり、2008年および2011年に並ぶワースト記録に突入。前半31分にミドルシュートで先制を許すと、後半22分にもこぼれ球の処理が遅れて失点し、さらに80分にはFWエウベルのオウンゴールと運にも見放され、攻守ともに精彩を欠いた。

 試合後、横浜FMのサポーターは日産スタジアムに残り、激しい雨の中でチャントを止めて横浜FMの選手たちにブーイングを浴びせた。ゴール裏に整列し深く頭を下げていた選手たちの中で、FW植中朝日は軽く会釈をしただけですぐさまピッチを後にした。この行動に対し、SNSやネット上ではサポーターから怒りのコメントが相次いだ。

 「ブーイングされたら不貞腐れて真っ先に帰る植中朝日君、リーグ戦で何点とってる?」「その態度は舐めすぎ」「最低限のリスペクトは態度で示してほしかった」「応援する気は失せた」「植中は終わってたな。ボールにもロクに触れず、全く試合に入れないクセにサポにも向き合わない」

 横浜FMは、2025シーズンの新指揮官に任命した前イングランド代表のアシスタントコーチ(2016-2024)スティーブ・ホーランド前監督を4月に解任。状況打破のためにヘッドコーチだったパトリック・キスノーボ監督を昇格させたが、チームは同監督の下でも公式戦5連敗と状況は改善するどころか悪化の一途をたどっている。