勉強型で成功している例としては、月会費を支払って参加してもらうスタイルを取ることが多く、これが継続収入につながります。経営をテーマにした勉強会や、小売りや飲食店など業種に特化した勉強会などを主催し、会員を増やしていく方法です。司法書士や行政書士などの単発系の士業はこういったビジネスモデルを積極的に取り入れていくべきでしょう。積み重なるビジネスを作り出していかなければ、どこかでどうしても安定した売上を維持するのが難しくなります。
(3)コンサルティング型
経営コンサルティング、人材コンサルティングなどを提供できる場合、士業の仕事よりもまずはこういった顧問を増やしていくことで安定収入が生まれます。誰でも今日からすぐにコンサルタントになれるわけではありませんが、仮に単発でもコンサルティングができれば、大きな収益源とすることが可能です。
士業以外の強みをつくろう
このほかにも、メルマガを発行して広告収益を取るスタイルや企業研修などを中心にするスタイルなどがありますが、基本的に「これをしてはいけない」というものはありません。
ただし、注意したいのはあくまで士業と一貫性が取れるものに限定すべきです。セミナーや教材販売は、知識を商品とする士業に合っています。コンサルティングも同様です。あまりにも突飛過ぎるビジネスを始めると、士業との整合性がとれなくなります。そうなってくるとお客様からも「あの人は何がしたいのかわからない。何をしている人なのかわからない」と思われてしまいます。これまでの士業の発想を超えて自由に考えてほしいと考えていますが、あくまで一貫性があるビジネススタイルを取っていきたいものです。
このように士業以外に強みを持ち、さらに売りやすい商品を構えることで成功のスピードは飛躍的に早くなります。もう指をくわえて依頼を待っていなくてもよいのです。ぜひ積極的に「資格起業家」に取り組んでみてください。