Google Cloud はAWS、Azureに次ぐ3位の位置づけ

 なぜ消費電力がカギとなるのか。

「大雑把に説明すると、データセンターに設置された多くのコンピュータは仮想化ソフトウェアを使って一つのコンピュータとみなされ、細かくリソースを分けて顧客にサービスを提供しています。AI開発には大量の電力が必要であり、今後世界的に電力需給が逼迫すると予想されるなか、仮に一つのデータセンターで消費する電力量が同じ場合、一台あたりのコンピュータが消費する電力が減れば、その分、より多くのコンピュータを設置することができ、サービス提供能力が増すことになります。現在、世界のクラウド市場ではグーグルはAWS(アマゾン ウェブ サービス)、マイクロソフトのAzureに次ぐ3位の位置づけですが、シェアを伸ばしていくためには半導体の消費電力を低減させることは非常に重要な要素となってきます」

(文=Business Journal編集部、協力=津田建二/国際技術ジャーナリスト)

提供元・Business Journal

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