ここでも若干の白濁り+潮位が低い為、岸際のいたるところで海藻が海面からコンニチハしている。これはなかなかハードな釣りになりそうだ。
足元は海面から出た海藻がビッシリなので、海藻の少し沖に投げて手前で止めたり揺すったりしながらメバルからの魚信を待つ。
さすがにこれだけ生い茂っているとプラグは投げようがないのでフロートリグで攻め込む。藻の切れ目を通していると引ったくるアタリ。手前の海藻に潜られながらも太糸を信じてゴリ巻いてなんとかゲット。
そこまでの良型ではないが、渋い中で海藻から引きずり出したので満足感ある一尾。

3尾目のメバル追加で納竿
その後も同じように足元に生い茂る海藻の少し向こう側に投げて、海藻の手前でルアーを見せて小粒ながら3尾目を追加し納竿した。

ほぼ初場所の地磯、かつ白濁りで海中の情報はほぼ得られていない状況であったが、水面から出る海藻の生え方を見て海中を予測して釣果につなげることが出来た。濁りの中、おそらくメバル達は海藻の中でじっとしていたのであろう。
海藻の中にはエビやカニといった食べ物がいるはずなのでわざわざ危険を冒して海藻ジャングルから出る理由はない。なので、海藻になるべくルアーを近づけメバルの顔の前でゆらゆらとワームを漂わせる……と頭の中ではイメージしていた。
実際にそう上手くはいっていなかったであろうが、渋い中で釣果を出せたので以降のこの場所の釣りでこの経験が活きるだろう。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>