ここからは、具体的なアオリイカのウキ釣りの方法を説明します。

狙う場所

産卵に絡んで浅瀬の藻場を狙います。ここはエギングやヤエンと共通です。

ウキ釣りの棚(昼間の場合)

ウキ釣りのメリットは、棚をベストの位置(水深の8割程度)に固定できる点です。たとえば水深5mなら、棚は4mくらいに設定します。

実は、ヤエンよりもアタリを出せることがあります。ヤエンではアジが潜りすぎて藻に絡んだり、逆に潜らなかったりしますが、浮き釣りでは常に底の少し上(水深の8割)をキープできるため、時合に入ればアタリが期待できます。

堤防ウキ釣りでアオリイカを狙う方法 特別な道具不要でキロアップも狙える!海中のイメージ(提供:TSURINEWSライター・海無県民masaya)

ドラグの設定

ドラグは強すぎないことが重要です。強すぎると身切れしてしまいます。とはいえ、ヤエンのようにゆるゆるではなく、程よく弱めに設定。「引っ張れば出る」程度で、魚を釣るときより少し弱めが適切です。

アワセ方

合わせは慌てないことがポイントです。ウキが沈んでから1~2分ほど待ちます。
跳ね上げ式の仕掛けなので、ゆっくり寄せれば針掛かりしますが、合わせを入れてもOKです。その場合は、大きくスイープに斜め後ろに合わせてください。

堤防ウキ釣りでアオリイカを狙う方法 特別な道具不要でキロアップも狙える!イカが引っ張ったら跳ね上がる様子(提供:TSURINEWSライター・海無県民masaya)

棚の注意点

潮の満ち引きにより潮位が変化しますので、うっかりしていると根掛かりして仕掛けをロストしてしまうことがあります。

特に浮き釣りに向いている場所・場面としては以下の通りです。

日本海での釣り

潮位の変化があまりないため、一度棚を決めれば1日そのままでOKです。

上げ潮時

満ちてくる時間帯は、最初の棚セットより海面から底までの距離が遠くなるため、根掛かりの心配がありません。潮汐表を確認し、1時間ごとにベストな棚に調整すれば、チャンスを継続して維持できます。

堤防ウキ釣りでアオリイカを狙う方法 特別な道具不要でキロアップも狙える!潮位の変化をチェック(提供:TSURINEWSライター・海無県民masaya)

キロアップのアオリイカを狙おう