
全国トップレベルの24チームがEASTとWESTに分かれてしのぎを削る高校生年代(U-18)最高峰リーグ『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ』。5月11日には船橋市法典公園(グラスポ)球技場でEASTの第7節が行われ、市立船橋高校と柏レイソルU-18が対戦した。千葉県チーム同士のこの試合を3-0で制したのは柏U-18。
市立船橋は敗れたが、今シーズンから左サイドハーフにコンバートされたMF秋陽凪(3年)がドリブルで再三チャンスメイクするシーンが印象的だった。後半、相手ペースで試合が進むなか消えてしまう時間もあったが、秋の覚醒があれば市立船橋の浮上も見えてくる。獅子奮迅のプレーで攻撃を活性化していた秋に、今シーズンここまで勝利のない市立船橋の課題や自身の手応え、ドリブルの極意などを訊いた。

「いかに自分のプレーを活かせるのか」
ー第7節のプレーを振り返っていかがですか?
秋:ここ2~3試合は試合の入りが悪かったので、そこを意識しました。前半は自分がドリブルで運ぶシーンが多かったですし、サイドからチャンスが多かったところは良かったと思います。後半は自分たちの武器であるインターセプトからのショートカウンターの回数が少なくなってきて、自分がプレーに関われなくなる時間が多くなってしまいました。なので、自分たちの武器ではないところでいかに自分のプレーを活かせるのかというところが自分の課題だと思います。
ーその課題に対し、練習で取り組んでいることはありますか?
秋:(戦術を)5バックに変えてからサイドに開いてドリブルするシーンが多かったんですけど、より相手に囲まれた状態でのドリブルが増えてきたので、首を振って周りを見ながらドリブルすることを練習から意識しています。
