加えて和歌山県沖には寒水渦という冷たい海水の塊と、その周囲を取り巻く暖水の渦があります。この渦と黒潮の本流が合流してしまえば、再び蛇行が発達すると見られています。

実は2020年にも今回同様「大蛇行が止まる兆し」がありましたが、この時は数ヶ月後に再び蛇行が発達してしまいました。個人的にも大蛇行はすぐに終息して欲しいのですが、残念ながらその可能性はあまり高くないのではないかと予測します。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>