パリ国立オペラ座(ガルニエ&バスティーユ)で過ごす1週間。
15日 「カストールとポリュックス」、お稽古。テオドール・クルレンツィス&彼の主兵オーケストラ、ユトピア。オケがユトピアって知らなくて、チケット買ってなかったので、お稽古見られてよかったー。
お稽古といっても、全幕通し&開始10分後に字幕も出て、ほとんどゲネプロのクオリティ。
古楽器たっぷり使って立奏の演奏、素晴らしい。
クルレンツィスらしい、ねっとりとりした、かつ細やかに移り変わる表情、たまらない。先月の、オペラ座オケを振った時とはわけが違う。ラモー自体の素晴らしさも、発見。プリンとした腕を剥き出しにしたクルレンツィスの姿に見入っちゃう(笑)。
ピーター・セラーズの演出も、いいなぁ。愛、博愛、平和が軸で、ポエティックで宇宙的。映像使うのは、このご時世仕方ない。ダンサーたちの存在感、とってもいいと思う。
休憩中、”ラストシーン、しっかり見てね”と語るセラーズ。ラストシーン見て、納得。Love&Pieceに満ちた、素敵な終わり方。

新演出なので、舞台の様子は見せられず

代わりに、いつもの天井画 何百回観てもうっとりする、シャガールの傑作

お稽古終わりは18時過ぎ 人気のないガルニエを一周してみる
16日 ”セルクル・カルポー”ダンス賞、授賞式。リュナ・ペニエが受賞。ちゃんと見たことないダンスーズちゃん。かわいい。錚々たる面々が(時々間違って受賞したダンサーもいるけど)受賞している、若手コールを対象にした賞。これからどんどん活躍するといいね。

おめでとう、リュナ

ジョゼ監督やプラテル先生、クララや、エンゾ、ギヨームといった過去の受賞者ダンサーたちも集合
17日 「カストールとポリュックス」、演出のピーター・セラーズとカストール役のReinoud van Mechelenによるトークショー。
とっても面白く、見に行きたくなること間違いなし。一緒に行った友達は、すっかり興味を惹かれ、必死にお手頃なチケット探し中。ほぼ完売なのでなかなか難しい。

夕暮れのオペラ・バスティーユのアンフィテアトルで開催