古橋亨梧 写真:Getty Images

 今年1月にスコティッシュ・プレミアシップのセルティックから、リーグ・アンのスタッド・レンヌへ移籍した日本代表FW古橋亨梧が、わずか5か月で構想外となり、早くも放出の可能性が様々なメディアで報じられている。

 期待を背負ってレンヌに加入した古橋だが、加入直後にホルヘ・サンパリオ監督からハビブ・ベイェ監督へと指揮官が交代し、構想から外れる形に。その結果、出場機会に恵まれず、クラブが投じた費用に対する貢献度の低さが注目を集めている。

 UKメディア『デイリー・レコード』によると、古橋のレンヌへの移籍金は約1,000万ポンド(約19億円)。しかし、加入後の出場はわずか6試合で、合計120分しかピッチに立っていない。単純計算で、クラブが彼のプレー1分あたりに費やした金額は約8万3,333ポンド(約1,622万円)という高額にのぼる。

 古橋はセルティック在籍時(2021-2025)に165試合でで85ゴールを挙げたが、レンヌではここまで無得点に終わっており、スコットランド時代の実績との落差を際立たせている。ベイェ監督は、クラブの将来的な構想に含まれる選手とだけ仕事をしたいと述べており、出場機会の少ない古橋はすでに構想に含まれていないのかもしれない。

 古橋の去就について正式な発表はないが、現地ではすでに今夏の移籍市場での放出が既定路線との見方も出ており、クラブと選手双方にとって次の一手が注目されている。